世界経済フォーラム(World Economic Forum)が国際競争力レポート2013-2014(The Global Competitiveness Report(GCR) 2013-2014)を発表しました。
GCR 2013-2014では、148の国と地域の経済競争力が評価されました。
世界1位は、5年連続でスイス。
2位にはシンガポール。
日本は1つ順位を上げて9位、3年ぶりの上昇です。
お隣韓国は、順位を6つ下げて25位。
中国は29位、インドは1つ順位を下げて60位。
インドネシアが12も順位を上げて、38位。急成長ですね@@
フィリピンは前年から6つ順位を上げて59位になりました。
アジアでは
シンガポール(2)
香港(7)
日本(9)
がTOP10に
台湾(12)
マレーシア(24)
韓国(25)
中国(29)
タイ(37)
カザフスタン(50)
がTOP50に
フィリピン(59)
インド(60)
と続いています。
次の画像は、環太平洋地域各国の競争力を可視化したものです。
赤から緑に6段階で識別され、赤が遅れてる国(GCRポイントが低い国)、緑が進んでいる国(GCR
ポイントが高い国)になっています。
韓国の上にグレーの国がありますが、グレーは評価外の国です。
こうしてみると、アジアの活性が良くわかりますね。
(アフリカ大陸はほとんど暖色に染まっています。)
最後はGCRの評価の仕組みです。
左側の数字は
160+のパートナー機関が
15,000の企業経営者を調査し
5,600+の国際機関のデータ·ポイントと組み合わせ
12項目からなる柱で114の指標を生成
世界のGDPの99%を占める148ヶ国の経済競争力のランクを1979年から作成している
ことを示しています。
12項目の柱とは
- 制度
- インフラストラクチュア
- マクロ経済環境
- 健康および初等教育
- 高等教育および職業訓練
- 市場の効率性
- 雇用市場の効率性
- 金融市場の成熟
- テクノロジーの応用力
- 市場の規模
- ビジネスの成熟度
- イノベーション力
世界経済フォーラムの創設者兼会長であるクラウス・シュワブ氏は次のように述べています。
「イノベーションは、その国が将来の繁栄を築き上げる能力という観点から、より重要なものとなります。
私は、『先進国』と『発展途上国』とを区別する従来の方法は次第に姿を消していき、その代わりに『イノベーション先進国』か、それとも『イノベーション貧困国』か、という見方が主流になっていくだろうと思っています。
したがって、ビジネス、政府、市民社会のリーダーたちが、イノベーションを推進することを目的と
して、教育システムを創出し、そのような環境を実現するために協働していくことが重要です」
(世界経済フォーラム公式サイトから抜粋)
政権交代による「政治家の信頼度」がぐんと上がって、3年ぶりにランクが上昇、9位に入った日本。
景気が良くなると良いですね!