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迷惑メール対策 IPアドレス編

APNIC

前回はドメイン名から送信業者を検索しましたが、
今回はAPNICが提供するWhoisサーチデータベースに接続して
送信業者を検索してみましょう。


ちなみにAPNICとはなんぞや?という方の為に簡単に解説。
その昔、電気通信事業は主に固定電話で、各国で独自のルールを決めて取り扱っていました。
  しかしある時からインターネットが猛烈な勢いで普及しだし、国際ルールが必要となりました。
  このインフラにはIPアドレスを使いましょうってことで、それを管理する団体が必要となりました。
  そこで作られたのがICANNやIANAで、その下部組織として、東洋太平洋を統括するAPNICが作られたのです。
というのがAPNICで、要は東洋太平洋地区のインターネットのガバナンスってことですね。

さて、本題に戻って迷惑メールを通報しましょう!
今回はG-Mailを使って対処します。



迷惑メールを開き、返信の横の▼(赤丸の部分)を押すとプルダウンメニューが表示されます。
このメニューの中から「メッセージのソースを表示(赤線の部分)」を選択します。
すると、英語で書いた下図のような画面が開かれます。

この画面から「X-Originating-IP:(赤線部)」を探します。(Originatingは発信元)
これの横の「[103.249.213.28]」という数字列がIPアドレスです。
この数字列をドラッグしてコピーします。
  Received: fromというところにも赤線を引いておきましたがここにもIPアドレスがあります。

次に、APNICのサイトを開きます。「Whois search」を開くと下図のような画面が出ます。
(リンクでは「Whois search」に直行するように設定してあります。)
  



この画面の赤丸部に先ほどコピーしたIPアドレス(数字列)をペーストし、右の「Search」ボタンを押すと…


















はい。接続事業者さんが出てきました^^/
netname:(ネットの名前)、address:(住所)、country:(国)、phone:(電話番号)、fax-no:(FAX番号)、e-mail:(メール)なんかがはっきりと書いてあります。
この事業者さんに
「こういうメールが大量にきて困ってます><対処願います!」と
電話かメールで訴えましょう。

事業者さんにもよりますが、良心的な事業者さんで1~2日、普通の事業者さんでも数日後にはこの送信者のメールは来なくなるはずです!





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