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アジアで一番売れているモノ

アジア人はいったい何を一番買っているのでしょう?

前回は、マーケットリサーチのカンター・ワールドパネル(Kantar Worldpanel)発表の、
フィリピン人が購買するTOP10ブランドを紹介しました。
今回は、アジア人が購買するTOP10ブランドを紹介します。

TOP 10 FMCG BRANDS in ASIA(2012)

RANK TRBRAND CRP
 (Million)
PENET-RATION FOP
(回/年)
CRP前年比
1
COLGATE
2,002 62.6% 6 7%
2
LIFEBUOY
1,732 41.1% 8 1%
3
NESCAFE
1,464 23.7% 12 ▲4%
4
PANTENE
1,150 34.0% 7 1%
5
LUX
856 44.2% 4 ▲9%
6
SURF
844 17.7% 9 ▲2%
7
MAGGI
836 23.4% 7 12%
8
PEPSODENT
831 20.8% 8 ▲1%
9
TIDE
812 34.9% 5 13%
10
AJINOMOTO
756   9.5% 15 ▲1%
 FMCG:動きの速い消費財(Fast-Moving Consumer Goods)
 CRP:消費者購入回数(Consumer Reach Points)
 PENETRATION:消費者周知度(ブランドの認知度)
 FREQUENCY OF PURCHASE:世帯平均購入頻度

1位はコルゲート! 他社のブランドの消費者周知度に比べ、圧倒的な周知度です。
20億個の売り上げですからぁぁぁぁ!!!
何故フィリピンではTOP10にすら入っていないのでしょう?
SMグループに置いてないからです。ヒヒヒ






2位のライフブイ(浮き輪)はユニリーバの石鹸です。
19世紀の終わりにイギリスで販売されたのが、最初の様です。
フィリピンは、アメリカ系なので、この製品はあまり見ませんね。



3位のネスカフェは、ネスレのコーヒーブランド。CRP1,464のうち985がフィリピンです。
4位のパンテーンは、P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)のシャンプー。
5位のラックスは、ユニリーバのシャンプー。
6位のサーフは、同じくユニリーバの柔軟仕上げ剤。
7位のマギーは、ネスレの調味料。日本ではマギーブイヨンが有名です。
8位のペプソデントは、ユニリーバのブランドですが、米と加ではチャーチ&ドワイト社が保有しています。
9位のタイドは、P&GのDNAとも言える洗濯石鹸。硬水用なので日本では馴染みがないですね。
10位はアジノモト。やはり日本最強ですね^^

しかし前回のフィリピン編と比べると、明らかな違いが見て取れます。

フィリピンでは10位中、食品関連が7品。アジアでは3品。
さすがに「クマインカ?(飯食ったか?)」という挨拶がある国ですね。

PENETRATION:消費者周知度(ブランドの認知度)は、フィリピンでは平均88.51%であったのに対し、アジアでは平均31.19%。フィリピン人の知ったかぶりの様子が色濃く出ています。

FOPも、フィリピンでは平均31.9回なのに対し、アジアではわずかに8.1回。
これはフィリピンでは、小分けした使い切りサイズの物、言い換えれば単価の安い物※1が売れる傾向にあることを示します。サリサリの影響も多いでしょうが、今日の事しか考えない国民性にも起因してると思われます。

※1:フィリピンでは数量をまとめて買っても、一個だけ買っても同じ単価という場合が多くみられます。さらに数量をまとめて買うと逆に高くなったりするケースもあります。


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