前回は、フィリピンのお風呂事情についてまとめてみました。
>>フィリピンに来る前に知っとこう!<お風呂編>>>を見てみる。
今回は、これもやはり文化の違いが色濃く出る「食事」についてまとめてみます。
ミリエンダ
ミリエンダはスペイン(Merienda)、イタリア(merenda)、クロアチア(marenda)、ラテンアメリカ、フィリピン(meryenda)で見られる、間食の風習です。間食ですから、ヨーロッパなどでは、スナックやケーキ、クッキー、ヨーグルトなどと、ホットチョコラテやコーヒー、紅茶などを併せた軽い食事(まさに日本の『おやつ』ですね。)のケースが多いようです。
タプシログ |
パンシット(比風焼きそば)やバーガー、スパゲッティー、ティナパイ(パンやクッキー等焼きスナックの一般呼称)などと、ソフトドリンクやコーヒーを併せた軽い食事のケースと、
タプシログやロンガシログ、ハムシログなどご飯付きの食事をしっかりとるケースがあります。
(~シログ(-silog)は、おかずに目玉焼きとご飯が付いた、フィリピンの定番定食です。おかず略名+シログで呼ばれます。)
でも最近は、10時の間食は割愛する場合が増えた気がします。
昔ほど(と言ってもほんの10年前)食事に困る人が居なくなったのと、肥満の顕在化に起因するのではないかと思います。
とは言え、午後のミリエンダタイムの午後3時~5時の間のJollibeeやMcdoなどは放課後の学生さんと買い物前(?)の主婦連中で、ごった返します。
画像は「ごった返していない(^^;)JollibeeとMcdo」
JollibeeとMcdo
ついでと云っては何ですが、ここでJollibeeとMcdoについて説明しておきましょう。Mcdonald'sは言わずと知れた、世界No.1のファストフードチェーンです。
JollibeeはフィリピンのローカルNo.1。
あろうことか、ここフィリピンは、世界で唯一ローカルファストフードにMcdoが負けた国です。
当初Mcdoは、バーガー主体のメニューで乗り込んできました。
Jollibeeは、バーガーの他に、フライドチキン・スパゲッティー・ライスといったフィリピン人の好みをメニューに組み込んでいました。
全く歯が立たなかったMcdoは、今ではJollibeeとほぼ同じメニューを出すようになり、やっとJollibeeと闘える様になりましたが、まだまだ及ばないようです。
食事の仕方
基本食事は、スプーンとフォークでします。利き手にスプーンを持ち、もう一つの手でフォークを持ちます。
フォークは主に、スプーンに食べ物をのせる補助に使い、滅多に口に運ぶことはしません。
また、肉や魚もフォークで押さえて、スプーンでカットします。
カットした後は、ライスと一緒にスプーンに乗せて口に運びます。
慣れるまでは、なかなか上手くいきませんが、まわりのフィリピン人の使い方を見て真似てください。
最近は日本食の進出の影響で、お箸を使えるフィリピン人が増えてきました。
もともと器用な国民なので、欧米人に比べ、実に上手に綺麗に箸を使います。
最後に
フィリピンでは、普通の挨拶で「Kumain ka?(クマインカ?)」というのがあります。これは「ご飯食べた?」という意味で、フィリピン人の食に関する関心の高さを伺えます。
返事は食べてなくても「Oo(オオ)」とか「Opo(オポ)」で構わないと思います。(どちらも「ハイ」という意味。)
おなかがすいてて、その人と一緒に食べても良いなって時は、「ヒンディパ。サマタヨ?(いいえ。一緒にどう?)」って誘ってみましょう。
また、食事中に知り合いを見つけると、「Kain tayo!(カインタヨ!)」と声を掛けます。
これは「一緒に食べよう!」という意味ですが、あくまでも挨拶と捉えて、「Thank you」とか「Busog na ako(ブソッグナアコ:おなか一杯です)」とか言って辞退するのが礼儀です。
それでも更に、「Dito ka(ディトカ:こっち来なよ)」とか「Upo ka(ウポカ:座りなよ)」とかって勧められたら、「Sige(シゲ:Yesの意味)」とか「Sige ho(シゲホ:Sigeの丁寧な言い方)」と言ってご相伴に与りましょう。(2度目の辞退は相手が気分悪くするのでなるべくしない方が良いです。)
フィリピンでは町中の至る所で、露天商がスナック(?)を売っています。
鶏の首の唐揚げだとか、炒った豆だとか、フィッシュボール(揚げつみれ)、バロット(半孵化のアヒルのゆで卵)、チッチャロン(豚の皮の揚げ物)、etc......
値段も安く、ほぼ大丈夫(^^;)ですが、一緒に売っているドリンクだけは避けた方が良いかもです。
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