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フィリピン人をうまく使うには?<採用編-2>

今回は、ポジティブ要素の検証です。


前回は、採用時のネガティブリストを解説しました。
今回は、ポジティブにフィリピン人を検証してみましょう!
と言っても、ほぼネガティブの裏返しですので、不要な方はここを素っ飛ばして、次稿へどうぞ。

使えるフィリピン人

  1. 就職に対して執着心を持つ人間。
  2. 計画性があり、将来に対してもある程度の展望を持つ人間。
  3. 独り立ちしていて、依存心の少ない人間。
  4. 禁欲的で、話題が豊富な人間。
  5. 協調性があり、比較的従順な人間。
  6. 何らかに起因する自尊心を持ちつつ、他人を認められる人間。
  7. 人の話を聞き、まともな会話ができる人間。
  8. 「すみません」「ありがとう」という言葉が口をついてでる人間。
  9. 約束を守る人間。
  10. 今自分が何をすべきか、どういう状況に置かれてるか認識できている人間。

こんな娘だったら即採用!!

1のタイプは、事情は其々ですが、「生きるために働く」という意識を持っています。
または、欲しいモノを自分で購入していくため、という場合もあります。
いずれにしても、「働く=お金を得る=生活する」という図式が明確に意識づけされていますので、面接時に「あなたは何のために働くのですか?」という質問に対し、明快な答えを出します。

2のタイプは、「IDを見せてください」等と唐突に言われても、カバンの中を引っ掻き回すことなく、スムースに出てきます。
また、面接も疎かにせず、数ページに亘るResumeを持って来たりします。
やや潔癖な所があり頭の固い部分もありますが、非常にまじめで、是非手に入れたい人材です。

3のタイプは、シルエットパズルなどをさせると明確にわかります。
黙々と作業をする者、
「シェット!」とか声を発しながら作業する者、
いちいち周りの人間に聞かなければ作業ができない者、
性格を探るのに、非常に便利なグッズです。
また、難しいお題を、グループで作業させてみると、更に面白い結果が得られたりします。
シルエットパズル
4のタイプは、禁欲的と書きましたが、享楽的でないという意味に捉えてもらえたら良いかと思います。
このタイプの人は、どちらかというと地味で大人しく、敬虔なカソリック教徒やINC(IGLESIA NI CRISTO)教徒である場合が多いです。
Resumeに記載された、Religion(宗教)の部分も要注目です。
「ReligionにOOOと記載がありますが、あなたはいつ教会に行きますか?」という質問で、探れると思います。

5のタイプは、初対面では必ず「po」という敬語を使い、返答の際には「opo Sir」とか「Yes Sir」とかを付けてから答えます。
このタイプの人は、面接で見抜くのは難しいですが、上記のシルエットパズルグループ作業などをさせると、分かります。

6のタイプは、Resumeの記載で経験やスキルを読み取れます。
そしてそれに見合った自尊心を持ち、未経験の事やスキルのない事柄に対しては、謙虚である場合が多いです。
エンジニアやテクニシャンに多いタイプです。

7のタイプは、当たり前のことですが、フィリピン人ではこれが出来ない者が多いので、敢えてピックアップしました。
このチャックには、簡単な読解力テストをすると効果的です。
回答もさることながら、回答するまでの時間もチェックしてください。
まともな会話ができない人間は、まず間違いなく読解力にかけています。

8のタイプは、面接の開始時に何らかの挨拶をします。
そして面接の終了時には「Salamat po」とか「Thank you po」とか謝意を述べます。
これは、習慣化されている事なので、自然な行動として出ます。

9のタイプは、最初の約束「面接の時間を守ること」をクリアするかどうかで判断できます。
小さい約束を守らない人間は、大きな約束など絶対にできません。

10のタイプは、面接だけで見抜くのは難しいですが、面接会場で「携帯やTXT」をしないとか、(このタイプの人は、やむを得ず電話を受ける場合は、席をはずします。)モラルを持った行動から推測できます。
順番で面接している場合など、前の者が終わると、呼ばなくても自動的に行動するので、こういった面でもこのタイプの者は推測できます。

以上10項目をあげましたが、6を除き、脳裏に浮かぶのは全て女性の顔でした^^;
ここフィリピンでは、女性の方がまじめで従順です。

使える人間を採用するために

前稿のネガティブリストに加え、以下のようなポジティブリストを作っておくと良いでしょう。

CHECK項目 対象
IDの提示を求める。計画性・整理整頓
「Myself who want to be in 5 years」という題で簡単な作文をさせる。同上・論理的思考
Resumeの枚数。真剣度
シルエットパズルをさせる。集中力・独立心
返答の際に「opo Sir」「yes Sir」という言葉をつける。従順度
Resume記載のスキルについて話す。自尊心
上記に続き、全く違う項目について話す。謙虚さ
読解力テストコミュニケーション能力
自分の順番で自動的に行動できるか?対応力
Q.「あなたは何のために働くのですか?」計画性
Q.「あなたはいつ教会に行きますか?」禁欲的

「Myself who want to be in five years」は「5年後のなりたい自分」という意味です。
これらの項目は、ポジティブリストですので、加点法で採点します。
そして、前稿のネガティブリストの減点と併せて、総合点を出します。

採用する職種や職位によって、条件を設定しておき、それに照らして可否を決定します。
また、面接は日時を指定し、出来るだけ4~5名位を同時に行うのが良いかと思います。
シルエットパズルはドンキなどでも売っていますが、手作りでも十分です。



なお採用時CHECKリストは、僕のネットショップで販売しています。
欲しい方は、


クリックしてもどこにも行かなかったでしょう?
冗談です。
販売なんかしてません(^^)/
この連載の最後の稿で、添付する予定です。お楽しみに^^




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