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フィリピンの経済成長率の不思議

フィリピンの経済成長率は、日本とリンクしている?


面白いデータを見つけました。
各国の経済成長率を眺めていたのですが、
日本とフィリピンの経済成長率が、ここ数十年、同期しているとしか思えないのです。
まずは、グラフを見てみましょう。
どうです?1994年以降、見事に同期していますよね?

ちなみに、
1984年と1985年のフィリピンの極度な落ち込みは、

ベニグノ・アキノ・ジュニア氏の暗殺に端を発する反マルコス運動の激化で、
フィリピン全土が政情不安に陥り、
海外からの投資・観光が激減し、
失業率も6%代から倍増の12%まで増大し、
1986年2月22日から25日のコラソン・アキノ政権樹立に至るEDSA革命を迎えるまでの間の、
フィリピンの変革期にあたり、内乱状態にあったためです。


日本とフィリピンの経済の同期が始まったとみられる、1992年前後を見てみると、

1990年 ルソン島でバギオ大地震が発生し、多数の死傷者が出た。
1991年 ピナツゥボ火山が噴火し、パンパンガ地域が壊滅状態に。
1992年 在フィリピン米軍撤退。

天変地異に因を発する、米軍の撤退というのがクローズアップされます。
さらに、
1992年に就任したフィデル・ラモス大統領は「新自由主義的な民営化政策」で規制緩和を徹底し、
国営企業の民営化と外資の誘致に注力したことも影響大です。
また、この頃からいわゆる「フィリピンクラブ」が日本に増え始め、
2004年の規制強化まで、日比相互で渡航者が激増したことも影響は少なくないでしょう。

ここでグラフにアメリカを加えてみましょう。

アメリカの経済成長も、似通ってはいますが、シンクしているとは言えません。
さらに、中国・韓国を加えてみましょう。
もう全く別物です。

ちょっとデータが乏しいので、現時点でシンクの要因を断定はできません。
もう少し研究を重ね、解明していきたいと思います。
何かお知恵を拝借させて頂ける方は、コメントお願いいたします!


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