タガログ語は現地に居ないとなかなか接する機会もありません。
でも、現地で生活するなら、絶対に覚えておきたいところです。
言葉は生きています。
特に話し言葉は絶えず変化し、新しい表現も産まれ、
その逆に、使われなくなった言葉や古い表現なども存在します。
辞書に載っている言葉が、実際には使われることがほとんど無かったり、
辞書に載っていない言葉が、かなり使われていたりと、
日本語同様、タガログ語も文語と口語にギャップがあります。
この「スグに使えるタガログ語」シリーズでは、
僕が普段耳にする話し言葉にフィーチャーし、
解説と用法などを加えまとめていきたいと思っています。
『元気?』Kumusta ?(コムスタ?)
人と会った時に最初に話す、定型句です。「Hi Mike! Kumusta?」とか
「Hello Mike! Kumusta?」なんて感じで、
あえて日本語に訳すと、「元気?」ですが、
「どうすか最近?」とか「最近どう?」なんて訳でも良いかもしれません。
相手の様子を聞く言葉と覚えておいてください。
発音的には、「ク」に近い「コ」、「モ」に近い「ム」、+「スタ」で、「コムスタ」が一般的です。
親しい友人になると、
「Kumusta?」だけで会話が始まるケースも多く、
「Hello」とか「Good morning」とか名前を省いても、これだけは省きません。
年長者や、立場が上の人に対しては、
「Kumusta po kayo?」(コモスタ ポ カヨ)と、「po」と「kayo」を付けて謙譲の意を示します。
では一般的な会話例を紹介しましょう。
そこそこ親しい人の場合:
「oh Mike kumusta?」 (オー マイク コムスタ?) 「おお!マイク元気?」
「mabuti. Kumusta?」 (マブティ。 コムスタ?) 「元気だよ。君は?」
「mabuti den」 (マブティ デン) 「元気だよ。」
「mabuti」は「元気です」というそのものの言葉。
この受け答えが一番無難です。
かなり親しく、しょっちゅう会ってる場合:
「kumusta?」 (コムスタ?) 「どう?」
「ayos na. kumusta?」 (アヨスナ。コムスタ?) 「良い感じ。お前は?」
「ayos na rin」 (アヨスナ レン) 「俺も」
「ayos na」は「良い感じ」なのですが、以前(体調が)悪かったなどの前提があっての言葉です。
ずっと「良い感じ」の時は、「ok lang」の方がしっくりきます。
この「kumusta?」は非常に便利な言葉で、
前述の様に、様子を聞く言葉としても使います。
「kumusta na kuya mo?」 (コムスタ ナ クヤ モ?) 「兄貴は元気?」
「kumusta na negosyo mo?」 (コムスタ ナ ネゴショ モ?) 「ビジネスはどう?」
「kumusta na Japan?」 (コムスタ ナ ジャパン?) 「日本はどう?」
「kumusta na kotse mo?」 (コムスタ ナ コチェ モ?) 「車はどう?」
なんて感じで、物事の様子を尋ねる場合にも頻繁に使われます。
(以前はKumusta ang ~なんて言っていたようですが、最近は na を使うのが主流の様です。)
また、
「paki kumusta sa ate mo」 (パキ コムスタ サ アテ モ) 「お姉さんによろしく」
「paki kumusta sa lola mo」 (パキ コムスタ サ ロラ モ) 「お婆さんによろしく」
なんて使い方も出来ます。
(以前はpaki Ikumusta sa 誰それ なんて言っていたようですが、最近では I を省く様です。)
是非使ってみてください^^
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