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SM NORTH EDSAのメガソーラー稼働開始

SM NORTH EDSAのメガソーラー(1,000kW/1.0MW以上の出力を持つ太陽光発電施設)が11月25日に稼働を開始した。
SMグループでは既に中国のSMシティ厦門(SM City Xiamen)で3,740枚のソーラーパネルを使用した1.1MWのソーラーモールが存在するが、国内では初めて。

SM NORTH EDSAでは、合計5,760枚のソーラーパネルを設置し、1.5MWの出力を得る予定。
これは一日あたりの平均電力消費量の5%に相当し、一ヶ月で約200万ペソの節約になるそうだ。
ということは一日の消費電力は30MW、モール全体の一ヶ月の電気代は4,000万ペソ\(@o@)/


今回の通電式典にはアキノ大統領も出席し以下のようにコメントしている。
“This is significant, in light of the challenges that will confront our energy sector in the near future. Most of you may be aware of current projections: If we do not adjust accordingly, Luzon might experience a shortage of a minimum of around 300 megawatts, to a maximum of 1,000 megawatts, next summer,” 
「これは近い将来私たちが直面するエネルギー問題の課題に照らして、非常に重要なことです。
現在の予測では、何も対策しない場合において、来年の夏にはルソンで最小約300メガワット、最大で1000メガワットの電力が不足する可能性があります。」

“This is not a challenge the national government can overcome alone, which is why we are working with all sectors to address this issue,” 
「この問題は、我々のすべての部門で対処を講じているが、政府だけでは克服できる課題ではない。」
と付け加えた。

今回のプロジェクトは、SM Prime Holdings Inc.と Solar Philippines(フィリピン最大の商業用屋上太陽光発電会社)で行われ、SM NORTH EDSA内の16,000個の照明と、59基のエスカレーター、20基のエレベーターの電力供給を賄うそうだ。

さらにアキノ大統領は、SM City Dasmariñas と Mall of Asia の同様の計画が遂行されることを楽しみにしていると述べた。

Mall of Asiaの計画とは、
2015年末までに、10,500枚のソーラー・パネルを使用した太陽光発電施設を完成させ、2.7MWの太陽光発電を行うというもので、これが完成すると、Mall of Asia は世界最大のソーラー・モールとなる予定だ。

また、Mall of Asia は売場面積も約3割拡張する計画がある。
屋上には、国内のショッピングモールとして初めてサッカーコートを設置する計画もあるそうだ。
この拡張工事が完了(2017年中旬予定)すると、SM MEGAMALL、SM NORTH EDSA を抜き返し「国内最大モール」の座を奪回することになる。

アキノ大統領は「こういった計画がすべてのSMモールで成されることを期待する。」と述べ、
最後に
“These are the kinds of decisions that show your corporation’s awareness of its responsibility to the environment and the society in which it operates,” 
「それらの意思決定は、環境への責任の企業意識と体制を示す事になる。」
と付け加えた。

フィリピンでも環境問題に目が向けられ始めているようです。
アヤラやロビンソンもこれに追従するとすれば、結構なソーラー市場になりますね。
ちなみに日本では、イオンモール伊丹昆陽が最大のソーラー・モールで、
屋上全面に京セラ製の1,160kW分のソーラーパネルが設置されているそうです。

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