ここまでの話をまとめてみます。(各項目をクリックすると該当記事にリンクします)
- 外国人でも戸建ては買えますが、資産価値は全くありません。
- 耐震性については、大地震の頻度を考慮した場合、現状で問題はないと思われます。
- 耐久性は、一概に語れるものではなく、個別に判断する以外方法はない。
- クラックには、危険な構造クラックと、材料特性の収縮クラックがあり、ただ補修すれば良い訳じゃない。
これらの話は以下の各法に拠っています。
- The 1987 CONSTITUTION OF THE REPUBLIC OF THE PHILIPPINES "ARTICLE XII"
- REPUBLIC ACT No. 4726 "The Condominium Act"
- REPUBLIC ACT No. 6541 "National Building Code of the Philippines"
タイトルを『ちょっと「?」な不動産屋』として書いてきましたが、
意図的かそうでないかは分かりませんが、
他を否定することで、自分の情報が正しいかのように錯覚させ、
不正確な情報を、自分に都合のいい形で提供している点が、
商業道徳に欠ける行為である事を告げるとともに、
正確な情報を多くの人に提供したい、という理念の基にこの記事があることをご理解ください。
その不動産屋は、様々な面を洞察すると、仕事に関しての情熱はあるものと思われます。
また、扱っている物件なども、なかなかの物件です。
仕事も決して悪くないようです。
にも拘らず、なぜ方便の記事を書く必要があるのか?理解に苦しみます。
「フィリピンで一番気を付けなければならないのは、日本人だ」
などという記述を見るたび、情けなくなります。
なぜ華僑や印僑の様に、同朋同士で互助・協力できないのでしょうか?
日僑という言葉がないのは、なぜでしょうか?
我々日本人はナショナリズムが不足しているのでしょうか?
それとも、小さな目の前の欲で、向こうにある大きなモノが見えなくなっているだけでしょうか?
これからもフィリピンの法律を中心に、出来るだけ正確な記事を書いていくつもりです。
そして、いつの日か、フィリピンに住む日本人同士が、
正確な情報を提供しあい、お互いを助け合い、協力し合い、
信頼しあう日が来ることを、切に願います。